近所にクロという名の大きな犬がいました。
私なんかは恐くてなかなか近づけなかったのですが、クロの飼い主の方がクロが死んでしまう前のことを話していたのを母伝いに聞いたことがありました。
クロは年老いて弱っていたのか、散歩に連れて行ってもすぐに道にへたりこんでしまっていたようです。そして、しばらくそれが続き、クロはついに天国に行ってしまったのだとか・・・
そしてついに我が親友マッチンにも同じようなことが起こります。
母の死後ほぼ1年後、マッチン6歳、まっちん16歳の時です。
夜の8時のマッチンの散歩タイムに私の足音が聞こえると、マッチンは喜んで吠えます。「早く行こうよ〜」
そして散歩に行くんですが、しばらく歩くとマッチンが道にへたりこんでしまいます。
最初は体調が悪いのかな?と思っていたのですが、何日かそういったことが続き、またマッチンの歩ける距離も日に日に短くなっていきます。
私はクロのことを思い出し、「マッチンももうすぐ死んじゃうのかな?」とうすうす思っていました。
そしてある日の夜、私が夕食をとっているとマッチンの「キャンッ!」って泣き声がしました。うすうすイヤな感じがしていた私は慌ててマッチンを見に行きましたが、すでにマッチンはもう動いてはくれませんでした。
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